福島県国見町の桃について
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 桃の原産地は中国ですが、○○時代に日本に入ってきました。
 日本では品種改良が行われ、今では世界中で最も品質の高い桃が日本で生産されるようになりました。

 日本の桃生産量を見ますと、左の円グラフのとおりで年間に151,900トンが生産されており、内36%が山梨県で福島県は第2位の生産量で20%を占めています。
 次いで長野県13%、和歌山県・岡山県がそれぞれ6%で、その他には山形県、宮城県などが入っています。
 福島県の桃は、福島県の県北地方(国見町・桑折町・福島市・伊達市等)で大部分を生産しています。


 福島県県北地方は盆地になっており、盆地特有の気候である、冬は厳しい寒さ、夏はむし暑い風土がおいしい桃を生産することができます。

 福島県は、「浜通」「中通」「会津」の3地方に分けられます。
 福島県中通地方には、福島県と栃木県の県境の那須高原を源流とする阿武隈川が北に向かって流れています。
 国見町は中通地方の最北端で宮城県との県境の町ですが中通では標高が一番低く、阿武隈川が国見町を通って伊達市を経て宮城県へ流れています。
 国見町の桃の大部分は、阿武隈川の沖積地帯で栽培されており、地形的に一番低地に園地があることから、毎年桃の花の咲く4月の晩霜に悩まされておりましたが、平成16年に日本一の防霜ファンが設置されました。
 
 この防霜ファンは、霜が降りるとき、自動的にファンが回って上層の暖かい空気と下層の冷たい空気を撹拌することによって霜の被害を食い止めます。



monmoは品種「あかつき」で造られます


 国見町桃の生産量は約3,000トンで、7月中旬から収穫が始まります。
 最初に収穫される品種は日川白鳳で、次に暁星、紅国見、白鳳、あかつき、川中島白桃、ゆうぞらと続きます。
 品種の中で「あかつき」は全体の40%を占めており、毎年8月上旬が収穫最盛期になります。
 
 オー・ド・ヴィー「monmo」は、国見桃の主力品種である「あかつき」の出荷最盛期完熟桃を原料として造られます。
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